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古民家再構築

施工内容
築130年の古民家を構造材を再利用して現代風に再構築
施工エリア
千葉県長生郡
お客様名
T様
施工期間
12ヶ月

既存の柱や梁を最大限に活用 方形屋根は茅茸きから銅板葺きへ

単なる古民家の保存ではなく、次の世代に継承していく現代風民家というコンセプトで、築130年の古民家を現代風に再構築しました。 既存の柱や梁を最大限に活用しています。

 濃密な緑と静寂が辺り一面に広がる里山に凛としてたたずむT邸。
以前の家は130年もの歳月を経て老朽化がひどく、使い勝手の悪い間取りで多くの不便を感じていたとのこと。そこで、知り合いであった鳳設計にプランニングと施工監理を、またプランニングを発展させ、温熱環境も含めた提案のあった新生住光に建築を依頼されました。

 代々住み継がれてきた建物だけにご家族の愛着は深く、設計にあたっては、骨組をそのまま残したいと希望。しかし約1年にわたり検討した結果、単なる古民家の保存ではなく、次の世代に継承していく現代風民家というコンセプトで建替えることに。既存建物は解体して基礎工事から行い、そして既存構造材(土台は新規ヒバ材を使用)を可能な限り再活用しながら、匠の技を生かして再構築するという手法を選択しました。昔の素朴で温かな雰囲気を残しつつも、十分な耐久性や耐震性、そして快適性・機能性も新たに取り入れられています。方形の大屋根は、茅茸きからガルバリウム鋼板茸きへと変えて、耐久性に配慮しました。

 また、冬暖かく夏涼しい家をという希望には、外断熱と二重通気工法を融合させたソーラーサーキットの家を選択。家中の温度差がなく快適な温熱環境が保持されるだけではなく、吹抜けの大空間を造作できるなどのメリットが決め手になったといいます。 既存から一新させた間取りは、プライバシーを大切にしながらも、家族が自然とふれあうことができる機能的で使いやすいプランとなっています。

面積
敷地面積/990㎡(299.46坪)
延床面積/250.0㎡(75.62坪)
1階/205.0㎡(62.01坪)
2階/45.0㎡(13.61坪)
外部仕上げ
基礎/鉄筋コンクリートベタ基礎
外壁/銅板サイディング
屋根/耐磨銅板横葺き
構造材
柱/ケヤキ・杉(6寸、5寸、4寸)
土台/ヒバ(5寸)
内部仕上げ
玄関/床:山陰松無垢板、壁:ルナファーザー、天井:クロス
ホール/床:山陰松無垢板、壁:ルナファーザー、天井:クロス
リビング/床:床:山陰松無垢板、壁:ルナファーザー、天井:梁あらわし
和室/床:畳、 壁:ルナファーザー、 天上:杉板敷目天井、  床柱:黒檀(5寸)、 床板:ヤニ松、  落掛:黒檀
子供室/床=パイン無垢板、壁:ルナファーザー、天井:クロス
洗面・脱衣室/床:ナラ無垢板、壁:ルナファーザー、天井:クロス
浴室/システムバス

有限会社新生住光

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